自己紹介

私についての簡単な自己紹介と、
D0との出会い、
そして、何故私がこのサイトを立ち上げたかについて書いている。

興味があれば、読んでもらいたい。

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D0に失望していた男

はじめまして、というべきだろう。
私の名前はタロットという。

カードゲームは小学生の頃に遊戯王をやったぐらいで、
それ以降は何もやっていなかった。

大学生になり、友人からスターターデッキ魔剣流星を勧められ、
なかなかおもしろいと思い、友人同士でよく遊んだものだ。

しかし、V2が出て暫くして、私も、友人も、D0はやめてしまった。
社会人になって、時間がとれなくなったということは有る。
しかし、それ以上に、私達はD0の製作者に失望してしまったのだ。

製作者の責任

カードゲームというゲームが一番素晴らしい所は、
絶えず使えるカードが入れ替わっていくことだ。

囲碁、将棋、チェスや麻雀と違い、
新弾が出る度に、ゲーム環境が移り変わっていく。

昨日まで猛威を振るっていたカードが、何もできなくなるかもしれない。
昨日まで弱くて見向きもされなかったカードが、もしかしたら強くなるかもしれない！

そういったドキドキ感が、カードゲームの魅力の一つだ。


もっと単純に言えば、新しいカードは楽しい。
新しくて強いカードで遊ぶことは、私にとって最も楽しい時間の一つなのだ。

私自身は全く強いプレイヤーではなく、
「この環境での回答デッキ」には大して興味が無い。

私は単に、新しいカード、新しい環境でのカードゲームを楽しみたいのだ。


そういった点で、D0の製作者には失望した。
V2というパックは、明らかにカードの質が悪かったのだ。

新しいカードは勿論あった。
魅力的なカードも勿論あった。
しかしそれ以上にバニラユニットが多すぎた。
調整不足も明らかだった。

あれを見る限り、私は次の弾に期待を全く持てなくなってしまったのだ。

D0は終わった……大多数のプレイヤーがそう思っただろうし、
私もそう思った一人だったのだ。

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まるで不死鳥

しかし、D0は死ななかった。
新弾が出ずに、公式が一切イベントを行わなくなっても、
プレイヤーはD0をやめなかったのだ。

多くのサイト管理人が、ブログを更新した。
そのブログ更新を知らせるRSSを作った人がいた。
Twitterで、D0プレイヤーは交流を続けた。
大会が少ないと、ゼロネット大会を開いたプレイヤーもいた。
ネットだけではと、地方イベントや、全国大会を開いた主催者がいた。
新規が入りやすい、東方とD0を混ぜたゲームを作ったプレイヤーもいた。
情報誌として、メールマガジンを作ったプレイヤーもいた。
何より、全国のプレイヤーが、D0をプレイし続けた。


私は感動した。身が震える思いだった。
私がD0について諦めて、投げ出している間に、
沢山の人間が、このゲームに関わり続けていたのだ。

私はそれを全て外から眺めていた。
眺めることしかできなかった。
私自身は既にD0をプレイしていない人間だ。
私にできることは何も無い、そう思っていた。

できることを、１つずつ

FixerSが発売されると知って、私の中で何かがはじけた。
D0の続編作る――D0への貢献として、ここまでのものもあるまい。

カードゲームを作るというのは簡単なことではない。
良いカードを作るだけではダメで、
環境のことを考え、プレイヤーが楽しめるようなものを作らなくてはならない。

この困難な道を歩むことを決めた方々に、強く敬意を表したい。

ここまでの感動を私が受け取って、何も返さない訳にはいかない。
私はここまでの感動与えてくれた全てのD０プレイヤーに、
私が出来る限りの恩返しをしたいと考えているのだ。

今、このタイミングで、FixerSについて語るサイトを立ち上げることは、
全てのD0プレイヤーへの恩返しになると、私は信じている。
例え私の記事が的外れでもかまわない。
FixerSについて何か書くというのは、それだけで意味があるはずだ。

カードゲームで面白い部分は、ゲームをプレイすることだけではない。
ゲームについての記事を読み、考え、友と語り合う時間。
実はこの時間のほうが、ゲームプレイ時間よりも長い。
私も、その時間に貢献したいのだ。


私は諸君のゲームプレイへの貢献はできないが、
ゲームについて語り合う話題の提供は出来るはずだ。

どこまでやれるかは分からないが、お付き合いいただければ幸いである。


それでは、次回の赤の大地のカードの記事でお会いしよう。
あなたのD0ライフに幸あらんことを。

→サイトマップへ

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